縮小社会と建築について
ヨカンデザインの一瀬です。僕は普段は建築の設計事務所で働いています。ですので、だいたい建築をベースにものごとを考えています。最近大きなトピックとして、これからの「縮小社会と建築」の関係について考えるのですが、やはり今までのような建物(量・仕様ともに)を建て続ければいいということにはならないはずです。
10年後の暮らしについて
落合陽一さんが『日本再興戦略』(幻冬舎)という本で、縮小社会は日本にとって大きなチャンスだ、と言い切っているのを見つけました。それは「テクノロジーの進化」がライフスタイルを大きく変えるからだ、ということのようです。そしてその内容も縮小社会における「建築・インフラ」を考えるきっかけになる箇所も多くありました。このコラムでは、本の内容をものすごく簡単にさらいつつ、それを前提条件とした“10年後の暮らし”について考えてみたいと思います。本当に実現するかを議論したいわけではなく、想定できるこれからの暮らしについて考察することを目的としています。
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テクノロジーがもたらす未来の都市
最後に、「自動運転」や「自動配送システム」が普及した未来の建築像を載せます。ここでは道と建築が一体となり、“地面”が屋上まで伸びています。今まで低層階にいたお年寄りや車いすの方は、建物内を自由に行き来することができます。すべての人・モノが自由に建物内を動き回る、そんな未来があるのではないでしょうか。ル・コルビュジエの近代建築の5原則に絡めるわけではないですが、“自由な移動”がもたらす新しい都市像を考えました。
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次回のリレーコラムは編集者の古野咲月さんです。
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